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クラミジアより厄介?トリコモナスの原因は原虫?

性感染症の中には似たような症状を持つものがあります。
クラミジアとトリコモナスは代表的な1つであり、潜伏期間も同程度の長さになります。
一方、どちらもポピュラーな性感染症であることから治療薬を販売している通販サイトも多く、医療機関にはかかりたくないといった人達に利用されています。

クラミジアとトリコモナスの症状は男女ともに似ており、まず、排尿時の違和感や痛みがあります。
女性の方が症状は顕著に現れ、膣炎やおりものの異常が確認できます。
症状による違いはトリコモナスでは痒みを伴うことがあり、おりものも黄色く異臭を放つものがでます。

2つを比べた場合に問題となるのが自覚症状の少なさです。
どちらも症状が現れるまで本人が気付かないことが多く、中には症状が出ないままに進行してしまうケースもあります。
自覚症状が少ないことがパートナーの感染につながることが非常に多く、仮に本人が治療をしてもピンポン感染をする可能性も否定できません。

クラミジアとトリコモナスとの大きな違いは感染元があり、厄介な点からみればトリコモナスが該当します。
まず、クラミジアはオーラルセックス等を含む性行為が原因になっており、真正真菌のクラミジア・トラコマティスによって引き起こされます。
一方、トリコモナスは原虫であるチツホネクマムシに感染することが原因です。
そのため治療においても、クラミジアでは抗生物質が使われ、トリコモナスでは抗原虫薬であるメトロニダゾールが使用されます。

トリコモナスの厄介な点は、感染が性行為とは限らないことがあります。
トリコモナス原虫には乾燥には弱いものの湿潤状態には非常に強いという特徴があり、これは水中でも生きられることを意味します。
公衆浴場でも感染するリスクがあり、例えば家族に患者がいたとすれば浴室や便器、湿ったタオルなども感染経路になる可能性があります。
さらに、自覚症状が少ないことから場合によっては感染を家族へ広げてしまうケースも考えられ、違和感が見られるようであれば早めに診察を受けることが大切になります。

トリコモナスは女性に多い?

トリコモナスは膣トリコモナスと呼ばれることあり、女性に多い性感染症の1つです。
男女ともにかかる病気ではあるものの女性の方が発症率が高く、最初は無症状であったとしてもその三分の一は半年以内に症状が現れる言われています。
一方で男性は女性に比べてトリコモナスの検出が困難なことがあり、症状が現れないことも多くあります。

女性に現れる主な症状は、まず、外部に関しては性器のかゆみや痛み・外陰部の腫れやただれがあり、内部においては膣炎や排尿時の痛み・不快感・性交時の痛みや不快感を挙げることができます。
不正出血が伴う場合もあり、特徴的なのがおりものです。
おりものには独特の特徴があり、具体的には悪臭・泡状・量の多さ・褐色や黄緑色などがあります。
また、痒みも強いということも特徴の1つになります。

トリコモナスではメトロニダゾールが効果を発揮します。
この薬はトリコモナス感染症治療薬として開発されており、抗原虫薬・抗菌薬として使用されています。
因みに、医療機関で広く処方されているフラジールはメトロニダゾールの商品名です。

フラジールには殺菌作用があり、原虫のDNA二重鎖切断などの細胞障害をすることで効果を発揮します。
一方、使用においては把握しておきたいのが副作用です。
フラジール自体は継続してはじめて効果を発揮しますが、万が一異常を感じた場合には中断し、医師からの適切な判断を仰ぐ必要があります。
副作用は比較的少ないものの、内容としては不快感や金属味、舌苔、暗褐色尿などが指摘されています。
重篤例は報告されているものの極めて稀なケースになっており、医療機関での処方では説明がなされることもあり安心して使用することができます。
ただし、個人輸入の場合には十分な注意が必要になり、必ず説明書を読み、記載内容に沿って服用をすることが大切になります。